枯れ落ち葉は毎年出来る。

  自生地において、枯れ落ち葉は広葉樹林、針葉樹林でも毎年新に出来る。
  高山でも、草原でも、熱帯雨林でもサバンナでも、タイガーでも。
  常緑樹林でも・・・枯れる時期、落葉する時期がそれぞれ異なるだけである。
  落葉は、植物が新陳代謝の一つ。
  光合成などの活動の出来なくなった葉は、速やかにリストラしなければならない。
  スクラップ AND ビルドである。
  このスクラップを利用するのが材木腐朽菌。
  人間の産廃業者は・・・この植物自生地のシステムを真似たもの。

  ところが、ラン栽培の、これまでの水ゴケ、バーク、軽石には、
  この枯れ落ち葉がないから、このことが欠落している。
  ここのところが、最大の欠陥栽培法である。

  SUGOI-ne栽培。
   SUGOI-ne1号 耐久性 2年。
   SUGOI-ne2号ゴールド  耐久性 3年。

   以上のように記載すると、ほとんどの人が、1号は2年植えっぱなし。
   2号ゴールドは3年植えっぱなし・・・で良いと考える。
   とんでもない間違いである。
   前記したように、枯れ落ち葉は毎年新しいものが発生し、地面などに舞い落ちる。
   草は枯れて堆積する。
   樹木の幹、枝のコケなどは、枯れて付着する。
   
   このことを考えれば、SUGOI-ne栽培でも、
   半年、1年ごとに鉢上げして、隙間に新しいSUGOI-neを充填する。
   鉢上に枯れ葉が堆積するようにSUGOI-neをT,2cmマルチする。
   このようにすると、植えっぱなしより・・・・もっと、もっと素晴らしい生育をする。
   
   SUGOI-neも2,3年植えっぱなしでは、ラン菌に分解されて、養分が枯渇する。
   この状態に肥料を与えても素晴らしい生育にはならない。
   ラン菌は新しいけれ落ち葉を待ち望んでいる。
   だから、新しいSUGOI-neを補充する。
   これこそラン自生地の再現である。

   
   水ゴケ、バーク、軽石栽培では、こんな栽培技術も考え方もない。
   最初からラン自生地の「枯れ落ち葉」など考えもしないからである。
   山野草栽培にもない。
   不思議でならない。

   SUGOI-ne栽培が、本当は革新でも、革命でも、画期的でも・・・・ない。
   植物自生地の植物の新陳代謝・・・枯れ落ち葉のことを考えただけである。
   これまでの、園芸、ラン栽培に、こんな単純なことが欠落していたに過ぎない。
   しかし、この単純が、実は最も難しい。
   「ラン菌」の発見という難問をクリアしなければならないからである。

  世界で誰もしなかった!
   自生地で変異株、新種を見つけるのに汲々としながら・・・・
   根本である「ラン菌」を無視いてきた。
   プラントハンターは、所詮 プラントハンターである。


  現在の蘭界。
   業者はほとんどプラントハンター・・・・。
   メリクロンの対極のビジネスとして・・・山堀りのプラントハンタービジネス。
   そういう人が、ラン会で講師をつとめる。
   そうすると・・・植物分類学の話になる。
   自生地の環境を見てきた!
   だが、現地でプロトームを探したという話は聞かない。
   もともと、プラントハンターのDNAにプロトコームなどない。
   だから・・・枯れ落ち葉の・・・・
   ラン菌の自生地再現など・・・全然でない。
   だから、ラン会の会員であっても、SUGOI-ne栽培で大失敗ということが起こる。

  固定観念に支配される。
   会拘束まで出現する。


  会長さんが進取の精神の持ち主でないラン会。
  そういうラン会もあるようである。
  そういうラン会には、新陳代謝はほとんどない。

  高齢化ラン会が出来上がる。
  そういうラン会とSUGOI-neの開発理念は根本から異なる。

   
   
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kouza27