SUGOI-ne栽培のデンドロ。

  花芽分化させるために低温乾燥というイジメを行ってきた。
  SUGOI-ne栽培では乾燥というイジメは必要ない。
  オシボリの湿度で無造作に花芽分化する。
  SUGOI-ne栽培では、どんなランでも輪数が多くなる。

 SUGOI-neによるCymbidium地植え。4年目の状態。

  SUGOI-ne栽培はイジメのラン栽培ではない。
  小さな鉢に植えることは厳禁である。
  自生地に・・・そもそも鉢などない。
  大自然のなかで育っている。

  イジメルと咲く????
  とんでもない誤解の栽培法であった。
  この栽培では満作後の作落ちが激しく、
  切花栽培は当然経営破綻してしまう。
  蘭展での賞は一発花火になる。



  
ランはイジメると咲く???

 こういうラン栽培が横行している。
 それを愛好と呼ぶ。
 だが、よく考えてみると、どこか違うのではないか???
 
 水ゴケに植えて、小さな鉢に植えて、水も与えないで・・・ラン栽培。
 ランの立場に立てば・・・・何が・・・愛好だ!!!
 恨んでいるかもしれない。


 日本には盆栽という園芸がある。
 この園芸技術は、別な見方からすれば「イジメ」の園芸である。
 花物の盆栽では、株をイジメテ、弱らせて花芽分化をさせる技術がある。
  ランでも、根の多いCymbidiumなどでは、小さな鉢に植えて、
  根が廻ると咲く・・・・。
  そういうように書かれている本がある。
  この栽培法が・・・定説化している。
  
  このように栽培された鉢は、ほとんど死に花。
  この栽培で、ラン菌もいない、炭素循環もない。
  これでは・・・・ランが普及するわけはない。
  多くの人が上手く作れると・・・面白くない!!
  そういう人もいる!
  そういう人から見ると・・・SUGOI-neは敵である。
  
  ラン栽培は特殊な技術を持ったものだけが作れる植物と思っているようである。

  そんな業界、クラブに若い人は入ってゆかない。
  それで、蘭界は高齢化社会である。

  SUGOI-neは苛めなくても花が咲く。
  オーバーポットはない。
  自生地には、鉢などない!!
  地植え出来るコンポスト、それがSUGOI-neである。
  後は、枯れ落ち葉が秋に舞い落ちるように、SUGOI-neをマルチすればよい。


 植物は老化すると子孫を残すために花を咲かせるようになる
  このことから
   1 水分を与えない。
   2 強い光を与える。(紫外線は植物を老化させる)
   3 養分不足にする。
   4 小さな鉢に植える。
   5 フジなどでは水に浸け窒息させる。
   6 樹木などでは環状剥皮する。
   7 生長抑制ホルモンを与える。
   8 ジベレリンなどの特別なホルモンを与える。
   9 エチレンガスを与える。
  10 高温処理を行う。
  11 低温処理を行う。
  12 その他。
 以上のように、人間は、早く沢山の花を咲かせたいという欲望から、
 若い植物にいろいろなことを行って「老化」・・・人間は勝手にこれを「花熟」と呼ぶが、
 「老化」させて花を咲かせることを行う。
  
  ラン栽培では1、2、3 4 11(山上げ)の項目が行なわれて来た。
  このことが、自生地の環境条件と大きく異なること。
  鉢栽培というのは、こういう人為的な「イジメ」が行いやすいという点からも行われている。
  
  このような栽培技術は、ランの場合、
  原種保存とは全く逆の技術である。育成と花を咲かせるというのは、
  相反することである。
  このことを混同すると、花は死に花が咲くことになる。
  初心者のほとんどは、花を咲かせることに目標を置く。
  その前に植物が喜んで育つことである。
  花はあくまでも結果である。
  そうすると株も元気、増えるし、素晴らしい花もさく!
  ランの場合、Cymbidium、カトレア、コチョウランなどの切花栽培に行うと、
  株分け時の株の衰弱が激しく、経営は危機に陥る。
  この栽培法で、世界の著名な蘭園の多くが破綻した。
  ランの進化の方向と、一年でも早く花を咲かせてモウケル経営には、
  大きな方向の乖離があるからである。
  このことから、日本では「使い捨て」の鉢物栽培が行われている。
  ランの草花化である。
  
  このことが、ラン栽培を非常に浅いものにした。
  永続的なラン栽培技術が・・・プロの鉢物栽培現場では追及されないことになった。
  この使い捨ての栽培技術が、趣味のラン栽培にも波及し、
  特に肥料に頼るラン栽培が横行するようになった。
  ランの草花化は価格の下落を誘発し、ラン栽培は「枯れることを前提にした」ものになった。
  この流れの中で、大きくなったのが珍奇な「原種」である。
  草花化したランでは愛好家の自己満足を、優越感を満足できないからである。
  しかし、原種は、イジメのラン栽培に耐えられない。
  このことを念頭において栽培する必要がある。

  SUGOI-neを開発した理念の一つに、イジメのないラン栽培がある。
  SUGOI-neで栽培すれば、イジメないでも素晴らしい花が咲く。
  多くの皆さんが既に実証済みである。
  例えば、デンドロ ノビル系。
  バルブが萎びる乾燥などしなくても、花芽は分化する。
    これまでの常識の乾燥、低温の乾燥が絶対条件ではなかったのである。


  ここで問題になるの花成ホルモンである。
   このホルモンが発見されたというので大きな話題となり、
   植物の花の秘密が解き明かされた・・・といわれている。
 
   SUGOI-ne栽培では、他のコンポストより短年月で花が咲く。
   このことと、フロリゲンの関係はどうなのか。
   このホルモンの発生とSUGOI-neの何が関係しているのか。
   謎は深まるばかりである。
   SUGOI-ne栽培では、株の老化と若返りが同時に行われている。
   自生地で長い年月生存出来るのは、
   老化と若返りが同時に行われているからであるが、
   これが、可能になった。
   自然界は植物にとって、決して優しくはない。
   むしろ過酷である。
   しかし、人間が行う「イジメ」ほど・・・過酷でないかもしれない。
   だからこそ、プロトコームが生きられる。
   日本のラン栽培現場で、プロトコームが生きられるラン園が、
   どの位あるのであろうか。

   筆者は、SUGOI-neでCymbidiumの発芽に成功したが、
   プロトコームの生存には、極めて微妙な条件が必要であることがわかった。
   一般の行われているラン栽培では、プロトコームはほとんど死滅する。
   こういうことを考えると、100年前のイギリスなどのラン栽培技術が、
   いかに自生地を再現したものであったか・・・ということになる。

  
HOME
BACK

kouza26