花の値打ちは重さである

  前項で記した茎、幹を作るエネルギーと同じ理由である。
   ラン菌のいないコンポストと、ラン菌のいるSUGOI-neの花の重さ。
   歴然とした差が見られる。


 花一輪の重さ。
 この重さを量れば、栽培のレベルが一目瞭然である。
 花の輪数ではない。
 花の大きさでもない。
 重さである。

 SUGOI-ne栽培で、適確に潅水すると、花一輪の重量が・・・非常に重くなる。
 細胞一つ一つが充実しているからである。
 切花したときの花保ちがものすごく良くなる。
 花色も鮮明になる。
 あくまでも適確な水で栽培した場合である。

 花の審査では花のサイズ、輪数など計るが、
 花一輪の重さは対象外である。
 花の重さは、最も大きく栽培によって差が出来るのであるが・・・・。
 イジメられて咲いた花は、軽い。
 簡単にシミが出る。
 ランは株に比較して小さな鉢に植える・・・
 イジメの栽培である。
 こういう栽培では花は・・・「死に花」である。
 花一輪の重量は・・・・軽い!



 炭素循環が適確に行われたSUGOI-ne栽培の花は重く、シミ出にくい。
 花保ちが極めて良くなる。(受粉しない場合の)。
 光合成の問題である。
 菌根植物が共生菌と共生し菌根になると、
 光合成が活発化する。
 逆に、菌根植物が、菌根にならない場合は、光合成が劣るようになる。

 ラン栽培の最も大きな問題は、この菌根である。
 これまでの水ゴケ、バーク、軽石にはラン菌がいないから、
 ランが菌根植物であるにもかかわらず、菌根にはなることが出来なかった。
 光合成が十分に行うことが出来ない鉢が多い。
 株分け後、作落ちするのは、この光合成が充分行なわれなかった株に起こる。
 それで、ラン栽培は難しいということになる。
 これは、肥料では解決出来ない問題である。


 

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