ブルーベリーは菌根植物。
そうであるならば・・・菌根を持ったブルーベリー苗木は当然である!
現在の苗木は・・・根の姿をしているが・・・自生地の根ではない。
全く別物の植物の根である。
こういう苗木を植えると・・・数年は非常に思わしくない生育になる。
硫黄、ピートモスでPHを調整した程度では、ブルーベリーが良く育つわけがない!
自生地では、ブルーベリーも種子から芽生えて生長して果実がなり、
次の世代を繫いでゆく・・・。
種子から大きく育つ過程で、生態系が構築されてゆく・・・。
ところが、ブルーベリーを果樹とした場合、他の果樹と同じように・・・突然・・・苗木を植える。
種子のステージが削除されて・・・・いきなり果樹園になる。
菌根植物は・・・こういうサプライズに耐えられない。
更にブルーベリーは森林の「負け組植物」で、強光の下で進化した植物ではない。
ブルーベリーが好きな光は本来「木漏れ日」である
ナツハゼ、スノキ、シャシャンボ・・・の自生の姿を見れば理解できよう。
林床の枯れ落ち葉の中に根を張る・・菌根。
苗木生産する場合、この枯れ落ち葉の中の根を持った苗木でなければならない。

ここのところが菌根植物でないリンゴ、桃、柿、ミカンと・・・ブルーベリーの大きく違うところである。
しかし、果樹苗生産業者は、これまで「菌根植物」の苗木など想定してこなかった。
ツツジ科植物の多くの植物の苗木生産でも・・・菌根を考えなくとも・・・・
庭木、鉢花では・・・大きな問題が無かった。
花を見る植物だからである。
ところがブルーベリーは果実を収穫する。
甘く美味しくなければ・・・・経営出来ない事態になる。
果実生産の最も難しいところは・・・・食べ物というところである!
美味しくなければ・・売れない!
菌根植物の果実で、糖度の高いものを生産するというのは・・・・
果樹の中で最も難しいことかもしれない。
現在の苗木、現在の栽培法では・・・・「壁を破れない」。
菌根植物の生態系が畑にないからである。
キノコが生えない畑では・・・糖度の高いブルーベリーには絶対の成らない。
そういうことで、苗木生産段階から、苗木生産現場でもキノコが生える鉢、畑にしなければならない。




日本再生循環緑化研究所では、世界で初めて菌根ブルーベリー苗木生産に成功した。
この苗木を植えて、ペレポスト オーロラ一号で、生態系栽培をすれば、
「炭素循環ブルーベリー栽培」は完成する。
これからのブルーベリー栽培は
        菌根ブルーベリー苗木を植える
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