ランは虫媒花です。
なぜCymbidiumの花はこのような形になったのか。
ただ、虫を誘うだけなら、受粉するだけなら、こんなに複雑なものは必要ないのではないか。キク科の花で、バラ科の花で足りるではないか。つまり放射状の花弁の花でたりる。
ラン科植物はユリ科植物から進化したといわれている。ゆり科植物であるところに謎があるようである。ユリ科植物の花には多様な形があって「放射状」とは限らない。アルストメリアのように、蕊をのぞけばラン科植物の花と非常に似ている花容がある。

私は植物の進化を逆にたどり、シンビの花を「放射状」にすればどのように美しくなるかを画像処理でたどってみました。
驚いたことに、まったく別な美が現出したのである。いかなるバラよりも美しいではないか。いかなる菊より美しいではないか。いかなるユリより美しいではないか・・・。

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花 華  宇井 清太デザイン教室

Cymbidium 万華鏡

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VOL-1

ラン科植物はは植物進化の頂点にあり、花の美しさにおいても究極のものである。ランの中でもCymbidiumは最も美しいと私は思っている。
その美しさを確実に解りやすく証明する方法をコンピューターの画像処理で行うことを考えてみました。
菊、バラ、椿のように放射状の花弁に処理してみました。そこには・・・シンビが深く秘めた宇宙にも似た万華の世界があらわれました。そこには華麗な・・・絢爛たる美の世界があった・・・・!!

バラの花と、菊の花と、椿の花と・・・・比較してみてください。Cymbidiumの美しさが群を抜いていることがわかります。

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