ランの潅水は・・・
宇井清太の秘技「ペクチン潅水法」を
行うこと。
SUGOI-ne栽培は、このペクチン潅水法で、
どんなランも無造作に素晴らしい生育になる。
絶対「根腐れ」を起こさない。
2007年1月26日 金曜日 10:39:51
著作権所有者 宇井清太
転載、コピー、論文引用を禁じます。
ペクチンを観察して・・・・潅水。
無造作に素晴らしい生育になる。
SUGOI-neが水ハジキするような乾燥は、
ランの自生地には無い!!

生物は動物、植物も細胞から25%の水分が無くなると、
細胞の原形質膜が分離して死ぬ。
だからランに潅水する。
多くのランには、水の貯蔵庫としての「バルブ」「根の柔組織」などを具備しているから、
雨の降らない・・・乾燥には「シャボテン」よりも耐久力があると言えるほど・・・乾燥には耐える。
この「耐えられる」というギリギリのところと、喜んで生きているのとは意味が異なる。
ラン栽培では・・・この泣き泣き苦しんで生きている姿を・・・・
喜んでいると・・・・理解する場合がある。
「根腐れ」と生育不良承知の「天秤」である。
少々・・・生育が損なわれても・・・根腐れより「マシ」という考え方である。
これまでのコンポストでは、この考え方が相当正しいことが多かった!!
だから、冬期は・・・カラカラ!!
このカラカラという乾燥は・・・・ランの自生地にはない。
そこまでカラカラに乾燥すれば・・・・プロトコームはどうなる?
萎びて全滅。
そんな乾燥地帯に、そもそもランは自生していない。
そして・・・・
無菌培養の寒天は種蒔きであれ、メリクロンであれ、カラカラではない!!
培養基の湿度を想えば、SUGOI-neの湿度も想定できるものである!!
さて、SUGOI-neの「水ハジキ」について述べる。
工場から皆様に送る時のSUGOI-neの湿度は「約15%」の水分である。
この湿度は「米」の湿度とほぼ同じ。
農家の人が農協に米出荷する時の湿度、水分が約15%。
乾燥水ゴケも同じである。
・・・・木綿のタオル、手ぬぐい、吸水紙、テッシュペーパーも同じ。
この湿度では、全部「水ハジキ」する。
つまり、この湿度では・・・どんなに毛細管現象が優れたものでも、
水が染み込むまでには「何分」かの時間を要する!!
水の「表面張力」の問題である。
この水の表面張力により水滴は「球」になる。
葉に溜まる水滴。
若い女性の肌に溜まる水滴。
杉皮の水滴
コートの雨の水滴。
ランに消毒する時、展着剤を入れるのは・・・・この水滴にならないようにするためである。
簡単に言えば石鹸である。
脱脂綿・・・・綿から脂を除くと・・・・水滴にならないで水を吸収する。
布団綿は・・・脂を除いていないから・・・水を吸わないので水滴になる。
この理由で、以前はフラスコ培養の栓は「布団綿」を用いた。
ランの用土のクリプトモス。
杉皮には樹脂が多量にあるから・・・・水ハジキで皆さん悩む。だからミックス!!
SUGOI-ne2号。
同じ杉皮が原料。
SUGOI-neはこの樹脂がペレットにするとき高温のため非常に少なくなる。
だから、70%以上の水分では水ハジキしない。
だから、SUGOI-neの水ハジキは、樹脂によるものでなくて・・・極端な乾燥によるものである。
この問題を解決するのにナプキンメーカーは苦心した。
女性の生理ナプキン。
紙おむつ。
ペットのトイレ。
乾燥した植物の素材では・・・・前記したように少し「水ハジキ」するからである。
「脱脂綿」だって・・・。
そこで出てきたのが「高分子・・・・」である。
この化学物質は・・・ガーデニングのハイドロカルチャーにも使われている。
水ハジキしないで「瞬時」に水を吸収する。
だから・・・女性の生理ナプキンに使用してある。
宇井清太もSUGOI-neの吸水、水ハジキを研究する段階で・・・・・
娘から生理ナプキンを頂戴して、吸水速度を比較実験した。
研究開発というのは、こういうことなのである。
人造水ゴケにも・・・この高分子吸水剤をミックスしていた!!
ランのコンポストと・・・・生理ナプキン。
全然結びつかないようであるが・・・・吸収という問題では同じ作用である。
ランの根の柔組織も。
スコールの雨水を吸収するため・・・ランは何100万年を費やした!!
水ゴケが・・・・ランの根に近い吸収をするから・・・・200年以上も使われてきた。
現在も。
初めて・・・水ゴケをラン栽培に使った人は・・・素晴らしい発想の持ち主、天才である。
「高分子・・・・」・・・・この吸水を利用して・・・今、砂漠緑化の研究が行われている。
砂漠に発生する霧の水分を吸収保持するからである。
生理ナプキンと砂漠の緑化。
この結びつきは・・・・。
そういえば・・・・宇井清太の配偶者の砂漠のようになった○○も・・・・
過去のミズミズしいものに再生ならないのだろうか?
SUGOI-ne1号の・・・茶色の水で!!
手なら・・・すべすべになるのだが・・・・・。
SUGOI-neは、広葉樹、杉の生樹皮で作っているペレット。
生理ナプキンよりは・・乾燥した状態では吸水機能が劣る。
だが、80%の湿度の状態では、ほぼ同じ機能、性能を持つ!!
SUGOI-neで実際ランを栽培する場合、鉢を15%まで乾燥させることは・・・・ありえない!!
ここまで乾燥させれば・・・普通の植物なら根の細胞から、
コンポストが逆に水分を奪ってしまう。
ランの根の漬物になる!!
ラン作りなら、そこまで鉢を放置することは・・・ありえない。
・・・・・。
SUGOI-neに潅水した直後は湿度100%である!!
時間の経過にしたがって・・・・晴、曇りの日は・・・・段々とSUGOI-neは乾燥してゆく。
実験。
最高気温25℃、最低気温15℃、晴。風速5m。ポリ鉢。
潅水3時間後 SUGOI-ne湿度95% 根ペクチンなし 。 水ハジキなし。
潅水6時間後 SUGOI-ne湿度90% 根ペクチンなし。 水ハジキなし。
潅水12時間後 SUGOI-ne湿度85% 根ペクチン発現始め。 水ハジキなし。
潅水18時間後 SUGOI-ne湿度80% 根ペクチン発現。 水ハジキなし。
潅水24時間後 SUGOI-ne湿度70% 根ペクチン鉢の上部1/2。 水ハジキなし。
潅水48時間後 SUGOI-ne湿度60% 根ペクチン鉢底まで発現。 水ハジキする。
以上に試験データーの考察
最高気温25℃、最低気温15℃、晴。風速5m。
この条件は山形では6月の季節である。
ランの栄養生長の最盛期である。
この時期は日中葉の温度が高くなる時期だから、夕方の潅水になる。
潅水18時間後は、翌日の正午である。
SUGOI-neの湿度80%、根を調べると「ペクチン」が発現始めている。
午後からの高温、日差しで更に乾燥が進み、24時間後の翌日の夕方には、
SUGOI-neの湿度は70%まで低下している。
ランの殆どの根にはペクチンが発現している。
実際のSUGOI-ne栽培の場合、翌日の夕方には「潅水」が行なわれる。
つまり、この気象条件下では、毎日潅水しなければならない。
この潅水では絶対SUGOI-neは水ハジキは起こらない。
ところが、24時間後に潅水しないで、2日間潅水なしの48時間後の湿度は、
SUGOI-neは60%まで低下している。
根には乾燥に苦しんで分厚く「ペクチン」が皮膜を形成している!!
このSUGOI-neの60%の乾燥状態では・・・「水ハジキ」が起こる!!
このような気象条件下で、2日も潅水しないラン栽培は・・・とんでもない栽培となる。
ところが・・・現実に、このような過酷な、
ランから見れば「拷問」のような潅水を・・・・ 行う人がいる。
ラン栽培以前の問題である。
水ゴケ栽培でなれた、固定観念の持ち主は、根の「ペクチン」を知らない。
水ゴケの潅水では、このような気象条件下でも・・・毎日潅水しない。
こういう人は、SUGOI-neが60%の湿度になるまで・・・乾燥させてしまう。
軟植えの水ゴケの固さでは、毎日潅水は出来ない!!
根腐れを起こす!!
自生地のスコールと異なる潅水を行なってきた!!
SUGOI-neは自生地再現。
毎日雨が降っても大丈夫に作ったコンポストである!!
実験には「ポリ鉢」を使用したが、乾燥の激しい「素焼鉢」なら、更に乾燥が速い。
24時間置きの潅水では足りない。
12時間おきになるだろう。
朝夕2回の潅水になる。・・・・・どんなランも!!
上記の気象条件は、露地なら6月の気候であるが、
カトレア、コチョウランの加温温室では、当然、冬でも・・・この条件である。
だから、冬でも・・・・毎日、潅水しなければならないことになる。
ただ、室内は通風が悪いから、乾燥速度は遅くなる。
よって、48時間置きの潅水で大丈夫の場合が出てくる。
当然上記の条件より気温が低い時期、曇りの日、空中湿度の高い梅雨期・・・
乾燥の速度は遅くなる。
前記したように、植物の細胞から25%の水分がなくなれば死ぬ。
このことは逆に言えば、用土・・・・SUGOI-neを75%以下の湿度の乾燥させてはならない。
SUGOI-neの湿度が80%になったら潅水しなければならない!!
このとき、丁度、根にペクチンが発現するから・・・・
潅水は「ペクチン」を調べて行えば・・・・根腐れも、水ハジキも起こらないベストな潅水になる!!
SUGOI-neが水ハジキするというのは75%より乾燥して
水分が限界を越えて60、50、40%まで乾燥させたということ。
SUGOI-neにはランの根と同じ「ペクチン」があるから、20%水分がなくなると、
ランの根と同じように、ペクチンが融けるまで1、2分の時間を要する。
この1、2分「水ハジキ」することになる!!
SUGOI-neが水ハジキするまで乾燥させたら・・・・他の植物なら・・・全滅する乾燥である!!
ランの根には「ペクチン」という素晴らしい皮膜・・・・サランラップを具備しているから
そんな乾燥でも、泣き泣き生きているということである。
ランの根にも「ペクチン」がある。
SUGOI-neにも「ペクチン」がある。
このペクチンは・・・ランの根の柔組織から15%ほど水分が無くなったとき「発現」する。
SUGOI-neのペクチンも同じ。
だから、SUGOI-neの潅水は「根のペクチン」の発現を調べて潅水すれば良いことになる。
カトレア、バンダ、コチョウランのペクチンが出た気根に潅水すれば、
2、3分はペクチンが溶けないで・・・水を弾く!!
だが、自然のスコールというのは30分も1時間も降り続ける。
だから、ペクチンが溶けて・・・根の柔組織に水が染み込む!!
ランの根の毛細管現象とSUGOI-neの毛細管現象は殆ど同じ。
自動潅水で30分、1時間潅水やれば・・・SUGOI-neは素晴らしい能力を出す。
プロの潅水は栄養生長期は・・スコールを真似て行う。
だからSUGOI-ne栽培の場合の潅水は・・・・ゆっくりと時間を掛けて行うのが正しい。
若し、水ハジキするまで誤って乾燥させた場合は、
一回かけた後、5、10分置いて2回目の潅水すれば・・・・見事に・・・水は染み込む。
こんなことは・・・書くまでも無いこと!!
ヌレ雑巾を固く絞って・・・・机を、廊下を・・・・拭くではないか!!
毛細管現象!!
SUGOI-neの湿度80%の時潅水がベスト。
湿度80%というのはどういう状態?
「オシボリ」の湿度である!!
ぬれタオルを・・・固く絞った状態の湿気!!
だから、SUGOI-neの潅水は、鉢の表面を触って・・・・
オシボリの湿度と同じなら・・・潅水しなければならない。
絶対に、水ゴケのようにカラカラにしてはならない!!
それでは、せっかくの「ラン菌」が働くことは出来ない!!
宇井清太新発見の「ラン菌」は湿度80%以上で大繁殖し、ランに最高の生育をもたらす。
この湿度80%というのは・・・・
梅雨のムシムシした・・・・あの湿度である!!
ランは・・・この湿度下で生きてきた。
ラン菌も・・・・。
だから・・・・この時期を栄養成長期にした。
この理由で、SUGOI-neが水ハジキするような潅水では、ランを育てることは出来ない!!
光合成ができないから・・・当然である。
細胞は25%の脱水で死ぬ!!
人間も・・・だ!!
砂漠の空中湿度は40%以下。
だから植物は生きられない。
蘭展行うデパートの催事場の湿度は40%以下。
だから、短時間に花がダメになる。
世界蘭展のトウキョウドームの湿度は何パーセント?
・・・・・。
貴方の部屋の湿度は何%?
アジアのモンスーン気候の雨期の湿度は・・・・どれ位?
カトレア自生地の雨期の湿度は・・・・どれ位?
乾期の湿度はどれ位? 夜は?・・・・昼は?
ランに潅水するには・・・・・
以上のようなこと瞬時に頭によぎらせて・・・・自分のラン鉢に潅水すること。
SUGOI-neに潅水すること。
コンポスト・・・一つ別なもの使うと・・・お手上げでは!!
道遥か・・・・・である。
基本を勉強すれば・・・・SUGOI-ne栽培など無造作である!!
日本にも・・・何人か・・・・そういう無造作に作れる人がいた!!
宇井清太一人と自負していたのであるが・・・・・
世の中には・・・居るものである!!
日本のラン作りも捨てたものではない。
ご趣味の人の潅水は?
水ゴケ植えの場合・・・・ウオータースペースに水を注ぐ。
潅水ではない・・・これは。
注水である。
これは・・・自生地のスコールとは全く異なる。
この水やりの方法は・・・・水ゴケが乾燥すると「水ハジキ」するから、
ウオータースペースに水を溜めないといけない。
SUGOI-ne植えの場合は、ウオータースペースが無い。
だから「水ハジキ」する!!・・・・といいたくなる。
そこまで・・・なぜ・・・乾燥させるのだ!!
ペクチンを知らない人は、乾燥した「タオル」の15%の湿度まで・・・・乾燥させる。
水ゴケならカラカラの状態。
乾燥させればタオルでさえ「水ハジキ」する!!
絞った雑巾、タオル、オシボリ。
絞った水ゴケ!!
根にペクチンが出る境目の湿度は、
この絞った雑巾、タオル、オシボリ、水ゴケの湿度。
この湿度は、水ハジキしない湿度で、
別な言い方をすれば、最高の毛細管現象を発揮する湿度なのである。
水ハジキする!!
そこまで、SUGOI-neを乾燥させるのは・・・・ラン栽培以前の問題である。
生物が生きる湿度という基本がある。
土だって、そこまで乾燥すれば・・・水ハジキする。
庭に水をまけば・・・・水は水玉になる。
表面張力で玉になる。
乾燥水ゴケは一晩水に浸して使う。
杉の皮も同じ。
ヤシの皮も同じ。
植物性の用土というのは、細胞膜があるから・・・・
乾燥した状態の細胞膜が・・・・水を通すには少しの時間が必要。
綿も同じ。
だから・・・水に浸してから雑巾は固く絞る!!
そうすると・・・・水を吸収する。
100%の濡れ雑巾では水を吸わない。
乾燥した雑巾も・・・直ぐには水を吸わない。
一番吸収が早いのは・・・固く絞った雑巾の湿度である。
だから・・・・
SUGOI-ne植えの潅水はオシボリ、固く絞った雑巾の湿度の時潅水すればよい。
この乾燥程度で、ランの根には既に「ペクチン」が出るからである!!
素焼き鉢では・・・夏・・・水ゴケと同じ注水では・・・カラカラになる。
スコールのように30分も、1時間も潅水すれば理想である。
ポリ鉢なら毎日潅水なら、絶対「水ハジキ」するまで・・・カラカラにはならない!!
だから、SUGOI-ne植えには素人さんは・・・ポリ鉢がお奨め。
少し湿ったタオルなら水ハジキしない!!
SUGOI-neも少し湿った状態(湿度75%)では・・・絶対水ハジキも水道も出来ない!!
だから、SUGOI-ne栽培では、SUGOI-neが少し湿っている状態で潅水すればよい。
この状態でも、ランの根には既に「ペクチン」が発現している!!
冬でも、少し湿っているうちに「潅水」しなければならない。
そうすれば水ハジキも水道も出来ない。
根腐れなど起きないで、素晴らしい生育になる!!
この湿度はラン菌が喜ぶ・・・・湿度である!!
カラカラ!!
そんな乾燥状態のところに、ランは自生していない
とんでもないことである。
自分は・・・そこまで水飲まないでいられるか?
自分は、お茶だ、コーヒーだ、ジュースだと飲んでいるのに!!
人間の細胞も25%の脱水状態で死ぬ。
だから、少し水分が足りなくなると人間は「喉が渇く」。
水を飲む!!
喉の乾き・・・・これがシグナルである。
「喉の渇き」と「根のペクチン」が水分不足のシグナルである。
だからラン栽培では、ランの根にペクチンが出たとき、水を与えなければならない!!
栽培、管理者がシグナルを見落としたら・・・・即、枯れる。
植物は移動も、言葉も発することは出来ない。
だから、根のペクチンを見落とすようなことをしてはならない!!
ところが、これまでペクチンのこと書かれたランの本は一冊も無い。
だから、何冊本を読んでも・・・皆同じことばかり。
あたかも、植物分類学・・・・・。
一口に言えば、
SUGOI-neが水ハジキする乾燥というのは、
ランから見れば・・・・拷問である!!
それにしても、ペクチンというのはスゴイ機能を持っている。
ランはとんでもないないものを身に付けている。
SUGOI-neに限らず、水ゴケでも、バークでも、杉皮でも・・・
およそ植物性のコンポストで植える場合は、
「水ハジキ」するまで乾燥させてはならない!!
基本的にはそういうことである。
乾燥させる栽培では次善の策として「ウオータースペース」を作る。
ところが、固定観念の人は、ラン栽培の基本が「ウオータースペース」だという。
宇井清太の鉢を見て・・・なんだ・・・・こんな植え方という人がいる!!
そもそも、自生地に鉢など無い。
ウオータースペースのような凹んだところにランは自生などしていない。
よって、SUGOI-ne栽培は「平鉢」に山盛りして、その高いところに植えるのが理想である。
葉は雨水を集めるロートである。
ウオータースペースに水を注ぐ潅水など無い。
雨は天から降る。
葉を当たらない雨など無い。
コロコロ、チョロチョロ葉が根元に流し落とした水を吸収する。
この葉が雨を受け取って、玉になって根元に流れ落ちる速度。
この速さがランの潅水速度である。
他の植物も同じ。
ところが・・・・水道にホースをつけて・・・蓮口をつけて・・・・
圧力のある水を・・・葉に打ち付けるような潅水を行なう人がいる。
こういう人は・・・葉をイタワル心の無い人。
ラン作り以前の問題である。
こういう潅水をする人に限って・・・・極端に乾燥させて潅水するから、
「水ハジキ」をする!!
こういうのを・・・「トバッチリ」という。
水が毛細管現象で・・・染み込むには・・・・染み込む速度というものがある。
水道のホースから圧力のかかった水の速度では・・・・雨の落下速度ではない。
吸い取り紙にインクが染み込む速度を観察することである。
軽石では、この速度ではない。
軽石は・・・通水である。
水の通りが速すぎる。
ランはそんなところには自生はしていない!!
プロトコームが流されてしまうではないか!!
SUGOI-neは絶妙に毛細管現象で吸収する。
以上のように・・・
SUGOI-ne栽培の潅水と、水ゴケの潅水方法とは根本から異なる。
本によっは、病気が怖いから・・・・
葉に水をかけないで・・・根元に潅水する・・・・という馬鹿げたこと書いてある本もある!!
SUGOI-neの潅水する場合の基本は、
自生地の山並みを頭に浮かべながら潅水を行うこと!!
スコール、霧・・・・
そうすれば、水ハジキするまで・・・・潅水しない・・・・乾燥は・・・出来ない筈である!!
そして、出来れば、フラスコの培養基の湿度、プロトコームを想い浮かべること。
プロトコームが生きられる湿度を保つこと!!
種子がプロトコームになり発芽するには・・・・どういう水分が必要なのか?
それがランへの潅水である。
SUGOI-neが水ハジキする乾燥状態というのは、プロトコームが死ぬ乾燥である。
だから、そこまで乾燥させてはならない!!
根のペクチンがラン栽培のキメテである!!
別な角度からSUGOI-neの潅水を見てみよう
SUGOI-neを乾燥状態のまま鉢に入れて潅水すると、
約40%膨張する。
この「固さ」に・・・・宇井清太は苦心した!!
この固さこそ「ランの根の固さ」だからである!!
つまりSUGOI-neはランと「一体化」した固さ、構造、毛細管現象を持つことになる。
このことは、10cmの鉢に植えれば、
10cmの太さをもった根と同じになる!!
15cm鉢なら・・・15cmの太い根を持ったランということである。
このことは、ランの根の柔組織の水分とSUGOI-neの水分が殆ど同じという・・・
素晴らしい機能を持つということである。
この一体化ということが・・・他のコンポストでは出来なかった。
水ゴケ植えでは・・・殆ど不可能に近い。
近頃、水ゴケが高価になったから、非常に軟植えである。
潅水したとき、濡れ雑巾のようになっている。
固く絞った雑巾の湿度ではない!!
だから・・・・皆さんは・・・・カラカラになるまで乾燥させる。
ランは苦しくて、水が欲しいから・・・・根を伸ばす!!
こうやって根を伸ばしてきた!!
それでもランは泣き泣き生きてきた。
生きざるを得なかっただけのことである。
ラン菌のいない・・・状況下で。
SUGOI-neの潅水後1、2時間後の湿度は、
丁度・・・・西瓜、リンゴ、梨・・・・を割った時の果肉の湿度である!!
西瓜、リンゴ・・・を二つに切った断面。
この断面の湿度。
これが・・・・植物が生きている細胞の湿度である。
これが・・・・絞ったときの雑巾、タオル、オシボリ、水ゴケの湿度である。
固く絞れば・・・この湿度より低くなる。90、80%の湿度。
だから100%になるまで・・・水を吸収する。
潅水というのは・・・・90、80まで水分が無くなったのを、
100%まで・・・・補充する行為である。
西瓜を食べながら・・・・宇井清太はランの潅水を、SUGOI-neの湿度を、固さを考える!!
果物の「果肉」は何のためにある?
「種子」を護り育てる「保育器」である。
だから瑞々しい。
カラカラではない。
ランのコンポストは何のためにある?
根の「保育器」でもある。
ならば・・・カラカラではいけないのではないか?
最低限の湿度は必要であるろう!!
根を乾燥から護るという機能も必要なのである。
ところが・・・ランではヤヤコシイことに、バンダ、コチョウランのように空中に根を伸ばすヤツもある。
ここから・・・・コンポストのことがややこしくなった。
バンダでは木枠で生きられる!!
でもよーく考えると・・・・・バンダでも・・・・空中でプロトコームが発生するわけではない!!
発芽するときは・・・・ラン菌と共生。
空中で発芽しているわけではない。
熱帯雨林の湿潤な空中湿度だから生きられる。
バンダも本心は・・・・他の植物のように土壌に根を張りたいのだ!!
だが新参者のバンダには・・・根の張れる土地など残ってはいなかったのだ!!
仕方なく・・・空中に根を伸ばしているに過ぎない!!
空中が、空気が好きなのではない。
事実、バンダをSUGOI-ne栽培出来る。
SUGOI-neの空気で充分なのである。
コチョウランも同じ。
バンダの根は・・・シンビの根と同じ。
SUGOI-neで栽培してみると、シンビの栽培棚で、シンビと全く同じ潅水で、
カトレアもパフィオも、バンダも、マスデも全部作れる。
同じ自動潅水で作れる。
水ゴケのように種類ごとに異なる潅水など無用である!!
結局、根のペクチンの発現の進化は同じだったのである。
ペクチンの発現に関わるDNAは同じだったのである。
このDNAに対応できるコンポストが、これまで無かったということに尽きる!!
ラン菌も・・・その湿度で繁殖し活動できる「菌」だったのである。
宇井清太がこの度新発見したラン菌より低湿度条件で・・・・多くのキノコが繁殖する!!
だから、SUGOI-ne栽培で、キノコが発生する場合は、潅水が足りない証拠である。
もっと頻繁に潅水して多湿条件にしなければならない。
西瓜、リンゴ、メロン、ナス、キュウリの果肉。
相当な湿度を持っている。
SUGOI-ne栽培では、この湿度の潅水がベストである!!
なぜ?
メリクロン、種まきの・・・・培養基の寒天の固さ、湿度が・・・・西瓜の断面。
水1000ccに寒天15〜17g。
この凝固した固さが、湿度が・・・・まさに西瓜の固さ、水分。
リンゴの・・・・固さ、水分である。
見事に一致するのである。
シンビの、カトレアの元気の良いバルブを切った断面の固さ湿度。
見事に一致する。
元気の良い根の固さも同じ。
自然の法則というものは・・・・そういうもの。
そういう湿度の場所で・・・ランの種子は発芽しプロトコームになり・・・やがて葉を出す。
伊達に・・・水1000ccの寒天15〜17g添加しているのではない!!
やはり、コッホはナドソンは天才である。
道を拓く人は、自然の法則を知っている!!
鉢に水ゴケを詰める場合、
西瓜のように全体を同じ固さに均一に出来ない!!
鉢の上部と下では固さが異なる。
周辺と真中でも異なる。
軟ければ・・・・毛細管現象が損なわれ・・・・上は乾燥しているのに、
鉢底はジクジクの多湿。
だから・・・鉢底に・・・・鉢カケを入れる。
水ゴケはコンポストというより鉢への「詰め物」である。株がぐらつかないための・・・。
シンビだって、空中でバンダのように生きられる。
モンスーン気候の雨期の期間は・・・。
パフィオだって!!
だから・・着生種がある。シンビにもパフィオにも、エビネにも。
西瓜もリンゴも・・・・・全体がほぼ同じ水分。
細胞と細胞をペクチンが接着するから・・・・水分は移動できる!!
ペクチン。
SUGOI-neは・・・・西瓜、リンゴのように・・・・
鉢全体を同じ固さに出来る!!
同じ固さに出来るということは・・・・鉢全体を同じ湿度に出来るということである!!
SUGOI-neに他のものをミックスすると・・・これが損なわれる。
ならば・・・・固く絞った雑巾、タオル、オシボリの湿度・・・約85%の湿度、
この湿度の時、潅水をすれば・・・・良いことになる。
SUGOI-neがこの湿度になった時、
ランの根には・・・・見事に「ペクチン」が発現する。
水が欲しいという・・・シグナルを出している!!
人間なら・・・・喉が少し渇いてきた・・・・という感じである!!
生き物には共通点がある!!
30億年前は動物も植物も同じ細胞だったからである。
だから今も、動物も、植物も細胞から25%の水分がなくなると・・・・死ぬ。
だからランは水の貯蔵庫としてバルブを準備した。
ペクチンを準備した。
ラクダ・・・・は水の貯蔵庫を体内に準備した。
ランがバルブを準備したのは・・・・喜んでしたのではない。
乾燥の限界を知ること。
多湿の限界を知ること。
高温の限界を知ること。
低温の限界を知ること。
アルカリの限界を知ること。
酸性の限界を知ること。
紫外線の限界を知ること。
照度の(明るさ、暗さ)限界を知ること。
塩基濃度(肥料濃度)の限界を知ること。
空中湿度(高い、低い)の限界を知ること。
気流の限界を知ること。
・・・・・・
限界を越えれば・・・生き物は死ぬ!!
光合成と呼吸作用の問題。
細胞破壊の条件の問題
ランの無菌培養、メリクロンの技術、環境条件は・・・・この限界を知った上で開発されている。
ラン栽培も同じこと。
SUGOI-ne栽培は・・・・この限界を知った人こそ、最高の生育を手にすることが出来る。
ラン菌もこの限界と限界の中でランと共生しているからである!!
別な言葉で言えば・・・・
農業では・・・・適地適産、適地適作という。
ラン栽培は自生地を再現すること。
これはまさに正しい。
問題は・・・・本当の姿を・・・・自生地で観察して来たかということ。
自生地視察に行って、大株を見てきてアレコレ言っても・・・本当の姿とはいえない。
植物分類からの観察では・・・新種か否かの違い。
目に見えるものの違いで分類することが多い。
プロトコームを自生地で見てきたかということ!!
これは「発生学」の分野である。
植物栽培は種子が発芽するところから始まる!!
カトレアが、シンビが、コチョウランが・・・・種子がどういう状況でプロトコームになるのか。
これを究明するのは簡単ではない。
カトレアの自生地の乾期は・・・・カラカラの乾燥・・・・。
でも・・・プロトコームが生きるには・・・カラカラということはない。
観察の方向が・・・違うのである。
蘭展の会場で見るカトレアの鉢の乾燥では、
カトレアのプロトコームは全滅であろう!!
種子がこぼれ・・・ランキンが手を差し伸べ・・・・プロトコームが発生する状況というのは、
豊かで、瑞々しい環境条件である。
そういう季節が、時期が、時間が・・・自生地には存在するのである。
光合成を盛んに行える瑞々しい条件が、自生地にはある。
この「瑞々しい」・・・・という感覚、感性・・・が、
ラン界に少なくなっているのではないか?
イベント会場の蘭展というのは・・・・ランから見れば・・・・とんでもない空間かも知れない。
それが見る人にも・・・・微妙に伝わる。
「違和感」。
登山して・・・・霧の中に生きる高山植物に感じる・・・・あの感覚が・・・・全然わかないのである。
蘭展の限界かもしれない。
SUGOI-neにしても・・・・
最初から、関西言葉の「イチャモン」をつけるために、
SUGOI-ne1袋注文する人もいる!!
宇井清太は真面目に喜んで頂けると想ってお送りするのだが・・・・
イチャモン・・・目的だった・・・・とは。
花つくり・・・以前の問題である。
SUGOI-neは、そういう人をラン界から居なくするために開発したものである。
だから「革命的」なのだ。
だから「完璧」に創った!!
疑問には・・・全て科学的に説明できるように作った。
だから・・・疑問のある人は・・・宇井清太に質問して欲しい。
人に質問するということはコワイことである。
でも・・・・ランつくりなら・・・・それを恐れてはならない。
誰でも最初は無知なのだから。初心者なのだから・・・・。
人に教わる場合は、先生を選ぶ能力が必要になる。
人に教わるのは・・・キケンな場合がある。
そういうときは・・・自然から教わることになるのだが・・・・
・・・・・。
いづれにしてもSUGOI-neの潅水は、
オシボリの湿気、リンゴの果肉の湿気を覚えること。
この湿気を冬の期間も維持する潅水をすること。
大体の所までは・・・作れる!!
夜霧、夜露が地表を濡らす湿気というのは・・・・こういう湿度。
だから・・・コケの中でプロトコームは生きつづけられる!!
本当は、親鉢に種を蒔いて・・・・
発芽する、プロトコームが発生する湿度、その他の環境条件を覚えれば良いのだが。
そうすれば、絶対にSUGOI-neが水ハジキするまで乾燥させてはいけないことを、
理解出来るのであるが・・・・。
まとめ
SUGOI-neの潅水は、
一年中・・・・オシボリ、濡れタオルを固く絞ったときの湿度になった時潅水すること。
又は・・・・根にペクチンが発現した時行うこと。
根にペクチンが出たとき・・・蘭の乾燥である!!
これからは・・・潅水は必ずペクチンを調べて行うこと
絶対に水がハジクまで乾燥させないこと!!
(乾燥したら乾燥というけれど・・・・
乾燥という言葉のイメージ、解釈は人それぞれだから、
SUGOI-ne栽培でも、シンジラレナイ・・・ところまで乾かす!!)
植物が自生、生きてゆくには・・・最低限の湿度が用土にも、空中のも必要なのだ。
室内はサハラ砂漠より乾燥している!!
以上で、殆どのランは作れる。
ラン栽培というのは不思議な栽培で、
種子を蒔いて・・・発芽もしない「用土」で作ってきた。
よーく考え見ると、これほど自然の法則に反したものはない。
ラン以外の殆どの植物栽培の用土は、その植物の種子が発芽生育するもので植える!!
寒天で発芽させるが、寒天で大株を栽培はしない!!
SUGOI-neなら・・・。
世界で初めて発芽と大株が同一のコンポストが・・・SUGOI-neによって完成した。
これは世界の蘭界100年に一つの大発明であろう。
苗床半作。
この農業の言葉は、いかに「用土」が大切かを物語っている。
ラン栽培では、80から90%がコンポスト、根作りの良否によって決まる!!
SUGOI-ne。
これは世界の蘭界100年に一つの大発明であろう。
SUGOI-neによって、自然の法則に合致した本当のラン栽培が出来ることになった!!
この意味を、皆さんもよーく考え、理解してSUGOI-ne栽培を完成させて欲しい。
ランが喜ぶ・・・ラン栽培を。
あれだ、これだといっても・・・・
この20〜25年、ラン界は全然・・・進歩進歩しなかった!!
世界的に見るべき技術も・・・無かった。
浅く広くなっただけ!!
ただ「原種」に騒いだだけ!!
ランが「ペット化]しただけ!!
ランの歴史の流れから見れば・・・19世紀で終っているプラントハントの園芸はは・・・
なぜ、今・・・・一過性の「仕掛け」に過ぎない。
育種の挫折と壁に悩まされた後の・・・・一時凌ぎに過ぎない。
ディープインパクトを創るには人間の三代が必要。
戦争の後遺症は・・・今に残る。
日本には優れた遺伝子は絶滅。
運命的な出会い!!
ランとの運命的な出会いのドラマを熱く語れる者がいない。
カネのことは語れるが・・・ランを熱く語れる者が少なくなった!!
ラン産業としての歩は・・・バルブが消えたのと歩調を同じくした。衰退・・・・挫折。
蘭展を開いても・・・・ランが商売の「餌食」のような姿。
そう感じるのは宇井清太のみであろうか・・・・。
この先に・・・・・
壮大な夢を描く者がいなくなった!!
若い人。どこかにいるはずだ!!
本当のプロになりたい若者が・・・。
SUGOI-neで栽培するということは・・・
貴方のランは
SUGOI-neと運命的な出会いをしたということ。
宇井清太新発見の「ラン菌」と運命的な出会いをするということ!!
これから一生続くことになる!!
SUGOI-neは、人間のように裏切ることはない!!
SUGOI-neはこの閉塞感を一挙に吹き飛ばす!!
これから・・・・
蘭界は・・・大隆盛の時代を迎えるだろう。
水ゴケの話
ここまで水ハジキを記したので、日本の水ゴケに関わることを記しみたい。
日本産の水ゴケは昭和40年代で・・・殆ど姿を消した。
昭和30年代の後半。
ようやく日本も観葉植物栽培が愛知などで盛んになって、
水ゴケで良く育つアナナス類などが大栽培されだし、大量の水ゴケが消費された。
この昭和30年代までは、日本の山村、里山は・・・・
江戸時代そのままの姿が残っており、水ゴケは一部の場所に・・・
自然のまま生えていた。エビネもウチョウランも・・・クマガイソウも・・・・群生していた。
それが・・・・一気に無くなった。
宇井清太もメリクロンして約1000万本のシンビ苗を水ゴケで根巻きした。
国産の水ゴケで・・・。
水ゴケが無くなった。
そこで「人造水ゴケ」が開発された。
水ゴケの栽培も模索された。
そのあげく・・・・ニュージーランドから大量の水ゴケ輸入が始まった。
いいところに目を付けたものである。
あるところには・・・あるものである。
そして今日も続いている。
ここまで乱獲されれば・・・・世界の水ゴケは危機に晒されている。
水ゴケの自生地は・・・一度破壊されると、
再生するのに何百年を必要とする。
自生地は栄養の乏しいところ。
一年で生長するのは5から15cmか高山の自生地では・・・?
再生は・・・極めて困難。
何時までも・・・・品質の良い水ゴケが安価に手に入るとは限らない!!
ラン栽培は水ゴケが定番で、200年以上の使用歴史があるが、
考えてみると・・・
水ゴケは非常に欠点の多いコンポストである。
それに変わるものを探しに、探したけれど・・・超えるものがないから、
今日まで使われて来たに過ぎない!!
ランが非常に喜ぶ・・・そんなコンポストではない!!
仕方なしに泣き泣き生きているに過ぎない!!
水ゴケの毛細管現象。
脱脂綿の代わりにナチスドイツで使われた。
使い方によって、他のものより少し毛細管現象が優れている・・・・。
使い方を間違うと・・・・毛細管現象が発揮出来ない。
水ゴケの水ハジキ。
水ゴケの細胞壁は強靭である。
クロレラ、ランの種子の細胞壁も強靭。
薬品で融かすことは出来ない。
ナメクジの消化液の酵素で融かすことが出来る。
人間の消化酵素ではクロレラの細胞壁を融かすことは出来ない。
だから・・・機械的に破壊したものがクロレラ薬品として販売されている。
ランの種の細胞壁・・・苛性ソーダーでも溶けない!!
水ゴケの細胞壁も・・・貯蔵した水を保存するため強靭である。
太古のDNAが・・・・アチラコチラに残っている感じ。
一度乾燥させると・・・・なかなか水を吸収できない。
水ハジキ、水道で悩まされる。
軟く植えると細胞一杯に水を含み・・・なかなか外に出さない。
だから、水ゴケ植えは何日も潅水しないで・・・・カラカラまで乾燥させないと多湿で失敗。
水ゴケで成功するには・・・・オシボリの・・・固さ。
指に包帯を巻く固さがベスト。
この固さなら水ゴケの細胞は圧縮されるから・・・多量の水は保持できない!!
だから乾燥が早い。
よって・・・潅水できる。
ところが・・・病気したり、家を留守したりすると・・・・カラカラ・・・・。
潅水したつもりが・・・全然水を含んでいない!!
全員が・・・・こういう経験を持つ。
ランは・・・衰弱。
回復できない。
ラン菌がいないから・・・・菌糸が養分水分を供給できない。
水ゴケの保水能力
水ゴケは陸のクラゲみたいなもの。
20倍もの水を含む能力を持つ。
ラン栽培はこの保水力に着目して・・・これまで使用してきた。
だから・・・素焼き鉢がベストとなる。
軟植えすると・・・この保水がアダとなる!!
根腐れ。
だから、例会で植え方の講習会を行わなければならない。
ペクチンを知っていると・・・・簡単なのであるが・・・・
山から採るとき1kgを採るのに・・・20kgの水を含んでいるから・・・20kg運ばなければならない。
山道・・・・非常な難儀な肉体労働を要求される。
乾燥した水ゴケに100%の水を含ませるには約12時間を要する。
その後・・・簡単には水を手放さない。
オスマンダ、杉皮、ヘゴ・・・・などミックス。
鉢底には、鉢カケ・・・・。
いろいろ創意と工夫をしないとダメである。
だから潅水のリズムを覚えるのに大変。
ランは・・・乾燥では死なない!!
この能力に私達は・・・甘えることになる!!
蘭から見れば・・・この人・・・・なーんにもわかんない!!
そいうことになる。
熟年離婚ものである。
宇井清太は水ゴケと40年付き合ってきたから、良い点も能力も悪い点も知り尽くしている。
でも、水ゴケで5000坪、20万株を維持栽培は絶対に!!
不可能であった!!
水ゴケの腐植。
水ゴケのPH。
水ゴケと鉢。
SUGOI-neは水ゴケ、バーク、軽石、杉皮、ヤシ皮・・・・のように
「水ハジキ」「水道」が起こらないように作ったものである。
使用者の中に希にではあるが「水ハジキ」が起こる・・・という人がいる。
そこまで「乾燥」させるのか?
宇井清太は疑問で、残念でならない。
ラン栽培以前の「生き物」の基本の問題なので記すことにした。
生き物が生きてゆくために絶対必要な水。
ラン栽培の絶対条件が水の問題。
SUGOI-neと水の関係は・・・・。
SUGOI-neの水ハジキ及び水道について
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