「イチゴ満作 Kiwame育苗用」使用。
木材腐朽菌を感知すると、2枚葉の小さな株でも、
元気な根を伸ばす。
この美しい根は、木材腐朽菌が作った・・・!
充実した苗になる。
「イチゴ満作 Kiwame1号」栽培 7月20日撮影。
エネルギーに満ちた株。
木材腐朽菌のエネルギー供給で夏負けしない。
自生地の地表を再現すると、力漲る株になる。
イチゴの子株は、枯れ落ち葉と木材腐朽菌を
感知するセンサーを備えている。
枯れ落ち葉と木材腐朽菌があるところでは、
非常に発根が早くなる。
ランナーは何を求めて・・・這いだす????
「枯れ落ち葉」と木材腐朽菌を探している。
そこにはエネルギーがあり、病害菌がいない、
清浄なエリアがあるからである。
しかし、畑にはその二つともない。
イチゴの萎黄病病気の掛かった葉でも、
株から切り離さい。。
このことが、病害菌が株全体に繁殖することいなる。
離層を持たないことが、逆に・・・病気多発になった
1 イチゴは森林の負け組植物。貧しい環境で生きてきた植物。
農業の多収穫を目的にした多肥料には適合しない植物である。
2 1の特性を持った植物で、培養土と言えないようなもので栽培できる。
自然の法則が欠落した培養土での栽培がおこなわれている。
3 木材腐朽菌が生息していない状態で栽培されている。
地球地表の炭素循環削除されている。枯れ落ち葉が欠落している。
4 窒素過剰栽培が病害菌の繁殖を促進している。
5 イチゴは病害の蔓延を初期に防止する組織「離層」を持たない植物である。
6 病害菌に拮抗する木材腐朽菌、
エンドファイトが生息していない状態での栽培である。
7 エネルギー不足。
8 イチゴの形態的特性。
地表に這い屈ばって生きる姿。ランナーで新天地開拓が・・・・逆に。
イチゴ畑、高設栽培場は、イチゴの自生地環境と大きく乖離した「人工環境である。
病気が発生するには「主因」「素因」「誘因」という三つの「原因」がある。
病害菌が生息していること。
植物の遺伝的性質、形態など。
土壌、栽培管理。
以上の全てを一挙に解決したものが
「イチゴ満作 Kiwameシリーズ」の各資材である。
イチゴ自生地再現資材である。
最も重要なことは、自生地では「菌根イチゴ」である。
菌根を持ったイチゴである!
伐採したヒマラヤシーダーの枯れた株を、
木材腐朽菌が分解して「朽ちらしている」状態。
木材腐朽菌は腐敗ではなく「朽ちらす」。
家の土台・・・。
白アリは、木材腐朽菌が作るぶどう糖で生きている。
白アリは体内で嫌気性菌で「アルコール」を作る。
これも白アリと木材腐朽菌による
炭素循環である。
木材腐朽菌が分解した場所に、
他の植物が生え、エネルギーを調達して、
猛繁茂した状態。
誰も肥料を与えなくとも、雨水と木材腐朽菌の養分と、
ブドウ糖のエネルギーで、こういう繁茂をする。
イチゴも同じである。
栽培イチゴも、多年草植物だから、
何年も同じ場所で栽培すれば、このようになる。
この写真の地表は・・・どのようになっている???
イチゴ自身の枯れ落ち葉が地表を覆い、堆積している。
イチゴの茎は「離層」を具備しない。
古い葉は茎についたまま、木材腐朽菌から食べられる・・・・
分解される・・・。
この枯れ葉から木材腐朽菌はぶどう糖を作り・・・
イチゴに供給している。
葉を濡らす雨水には微量の「尿素」が含んである。
この窒素をイチゴと木材腐朽菌が分け合って生きている。
菌糸の死骸は貴重な窒素源である。
これがイチゴの木材腐朽菌と共に生きる姿である。
イチゴの根は浅い。
好気性菌の木材腐朽菌と共に生きるためである。
1の項目について
なぜ、イチゴに萎黄病、炭疽病が猛威を振るうのか?
この疑問を解くカギは、自生地の炭素循環の貧富の差にある。
イチゴは森林の「負け組植物」という自身が選んだ進化がある。
同じバラ科の多年草植物で「喬木」になるもの多い中で(桜、梨、サクランボ、梅、アンズ・・・)、
地面に這いくっばって木漏れ日を拾って光合成を行うように進化した。
これと同じ進化をした植物にラン科 26000種がある。
イチゴもラン科植物も非常に貧しい環境で生きるようになった植物である。
枯れ落ち葉が少なく、貧弱な炭素循環が構築されてりう場所に生きている。
雨の中の稲妻が空中窒素から合成した「尿素」を受け取りながら・・・。
はを濡らさない雨はない!
3の項目について
地球の陸上のほとんどの植物は枯れ落ち葉の中に自生している。
イチゴも例外ではない。
木材腐朽菌は多機能を持った菌である。
地球の地表の掃除をしている。
廃棄物の枯れ落ち葉からブドウ糖を作り・・エネルギーを作る。
このエネルギーを植物の根に供給する
老廃物を分解して根の老化を防ぎ、連作障害を防止する。
病害菌の拮抗菌となり、病害菌の侵入繁殖を抑止する。
エンドファイトとなり体内防御システム構築を促す。
水分、酸素、微量要素を根に供給する。
木材腐朽菌は一つの菌で、以上のような多くの役割をこなしている。
他の菌では、こういう多機能は見当たらない。
しかし、農業では、この木材腐朽菌を無視削除してきた。
地球の地表は木材腐朽菌による炭素循環が行われている。
植物が自生する場所には必ず「枯れ葉」「植物死骸」が生まれる。
植物が大きな体になってから3億年以上。
地上にうまれた枯れ葉、植物死骸は膨大なもの。
しかし、地表の掃除屋分解菌の木材腐朽菌にとって、短時間(長時間のエリアもあるが)で、
枯れ葉、死骸は分解され、土壌に還る。
この分解能力が、多年草が生きるエリアを浄化している。
地表でも微生物間の激しい「場所取り」競争が行われているが、
ほとんどの場合、勝者は「木材腐朽菌」である。
なぜ勝てるのか???
木材腐朽菌は、枯れ葉のリグンニン、セルロースを分解して、エネルギーを作れるからである。
現在、農業で使われている菌は、全てリグニン、セルロースを分解できない。
ブドウ糖を作れないから・・エネルギーを作れない。
EM菌も同じ。
この自然界の法則の「炭素循環」システムを無視、削除して、農業を行うから、
無機でも有機でも・・・諸問題が生まれる。
屋久島の7000年の大王杉。
畑でも、水耕栽培でも・・・育てることが出来ない。
しかし、屋久島の地表は育てた。
ここに、病気の根源がある。
2の項目について
イチゴに使用されて培養土と肥料のほとんどは、以前にラン栽培で使用されていたものである。
ラン栽培でもクリプトモス、燻炭、ヤシ繊維、鹿沼、オガクズ、ピートモス・・・など、
現在イチゴ栽培で使用されている素材は、ほとんど使用してきた。
ランも、イチゴも貧しい環境に耐えて生きられる特性を持っているから、
他の作物では考えられないような「素材」・・・土壌といわないようなものでも生きられる。
これに肥料を与えて栽培できる
同じように貧しい環境で生きているから、培養土もほとんど同じ、肥料も同じ。
その結果、ラン栽培ではフザリュウムによる「株ぐされ病」、
炭疽病菌による「株腐敗病」が激発した。棚でさいばしても・・・である。
ランの後を追うように、同じような培養土でイチゴで病気が出ている!
クリプトモス栽培の「エビネ」では、株腐れ病で貴重な品種の多くは絶種した。
礫耕栽培・・・アメリカの進駐軍が、人糞の匂い・・・から、この栽培を行ったが、
この延長線上に「燻炭」も「水耕栽培」もある。
リービッヒの「無機化学栽培」である。
この栽培はの盲点は「病害菌」が視野に置かれていない・・・自然の法則の一部の
植物の栄養源の真理を解明したものに過ぎない。
病害菌は、この盲点を・・・突いてきた。
6の項目について
自生地では、葉を濡らさない雨などない!
雨が病気発生の原因ではない!
雨の濡れ衣である。
以前、ラン栽培でも、雨が病気発生の原因とされたときもあった。
これほど「木を見て山を見ない」・・・観察はない。
雨がそんなに悪いのなら、地球上で3億年以上植物が生き続けてきた説明が出来ない。
地上の植物は病気で全滅する。
雨の飛沫で炭疽病が出るのは、現在のイチゴ栽培のどこかに「盲点」があるからである。
地球の地上に自生するほとんどの植物は「枯れ落ち葉」の中に自生する。
植物が生息した場所には、必ず「枯れ葉」「植物死骸」が生まれる。
これが自然の法則である。原理原則である。
枯れ落ち葉があれば、必ずそれを「エサ」にして生きる木材腐朽菌が生息する。
枯れ葉のリグニン、セルロースを分解できる菌は、
地球上では「木材腐朽菌」のみだからである。
他の菌は、リグニン、セルロースを分解できない!
このことから、イチゴ栽培では、耐久性の事からクリプトモス、オガクズ、
ヤシ繊維、ピートモスなどを使用しているが、地球の地表の生態系から見た場合、
非常に大きな乖離がある。
つまり、地表を支配している木材腐朽菌を無視、削除しているから、
病害菌が大繁殖する。
イチゴは多年草植物。親株はエリアがイチゴで飽和状態になるまで群生し、
エリアの優先種となり、場所取りを完成する植物である。 写真参照。
それでも・・・病気などでない。木材腐朽菌が地表を支配しているからである。
その理由は、イチゴは自身の枯れ落ち葉木材腐朽菌のエサとして与え、
エリアに木材腐朽菌のネットワークを構築し、病害菌の侵入を防止している。
更に、木材腐朽菌をエンドファイトとして利用し、「体内防御システム」を完備している。
雨の飛沫が当たっても「炭疽病」など発生しない。
イチゴは貧しい生活で生きる植物である。
人間の思惑で「作物」となったが、本来、人間の「多収穫」指向と合致しない。
ところが作物に利用されると、自生地には絶対アリエナイ・・・
生活に合わないほどの多量の窒素が与えれる。
イチゴが望んでいるのは地表の枯れ落ち葉と木材腐朽菌であるが・・・・
フザリュウム、炭疽病が・・・怖いのは地表の枯れ落ち葉エリアの支配者木材腐朽菌である。
これを農業は無視してきた。
大きな盲点である。
木材腐朽菌を無視する限り、病気を根絶できない!
右写真は、木材腐朽菌が枯れた樹木を「朽ちらした」状態。
有機栽培はどうか。
多収穫目的で堆肥を使う。
牛の糞、鶏の糞。抗生物質を含んだ糞で醗酵腐敗させて作る。
動物の消化器官内に生息する菌は、酸素が無い場所生きるから「嫌気性菌」。
この菌を使って堆肥を作るが、地球の地表は好気性菌の「木材腐朽菌」が支配する。
イチゴとは適合しない堆肥で、土壌を肥沃にする。
テーアの「有機の農法」が出てから約200年(1809から1812)。
この農法の「盲点」がフザリュウム、炭疽病菌・・などである。
堆肥を入れれば・・・病害菌も有用菌も同時に繁殖する。
テーアの時代は、窒素と病害菌の関係など・・・想定されることもなかった時代。
現在でも、有機農法が「減農薬農業」が出来ると思っている人は、
地球の地表の3億年以上にわたる枯れ葉と木材腐朽菌の歴史を知らない人である。
有機農法では「カタクリ」を作れない。
堆肥を入れた培養土では「カタクリ」を作れない。
前記のクリプトモス、ヤシ繊維、ピートモス燻炭、鹿沼土、オガクズ・・・でも
「カタクリ」を作れない。
。
4の項目について
イチゴは、地球地表の、森林の「負け組植物」である。
バラ科植物は喬木に進化して、光争奪戦の「勝ち組植物」に進化したもの多いが、
それらの植物と真逆の生き方を選んだ。
つまり、非常に「窒素」が乏しい環境でも「永年」生き続けることが出来る植物。
こういう植物は食料の穀物栽培の農業ではなく、消費者の嗜好の変化で、
経済的に成り立つようになってから・・・栽培が始められたもの。
ところが、そういう植物の栽培であっても、より多く収穫をまざすのが農業の本質。
有機栽培でも、無機栽培でも、水耕栽培で・・・窒素が最大の関心事である。
しかし、窒素は植物のエネルギー源ではない。
光合成を行う葉を多く、大きくする元素である。より早く・・・窒素の効果が目に見える!
貧栄養のイチゴにも窒素が多く投与される。
フザリュウム、炭疽病・・・・イモチ病菌は・・・窒素を多く含んだ細胞が大好き。
イチゴも野イチゴには病気は出ない。
ランの自生地では病気は出ない。
バナナも、山の自生地では「新パナナ病」は出ない。
ここに共通しているのは、病気の陰に「堆肥」あり。窒素あり・・・・。
人間の欲望は窒素を与える。
つまり、人間の欲望の陰に萎黄病、炭疽病ありである。
イチゴの自生地の「窒素」は雨水に含まれる「尿素」。
菌糸の死骸に含まれるアミノ酸由来の窒素・・・など。
枯れ落ち葉にはほとんど窒素含まれない。
そういう貧窒素条件で・・・イチゴは生き続けてきた。
5の項目について
イチゴが、森林の負け組植物として生きる道を選んだとき、
最も心配したのが光が不足したときのことである。
光争奪戦で負けたときは、即。エネルギー不足に陥る。
株の周りに「枯れ落ち葉」が無い状態が、更に深刻な問題であった。
木材腐朽菌が枯れ葉から作るエネルギーが減少するからである。
一度、エネルギーが不足すれば、それに乗じて病害菌が侵入してくる。
エネルギー不足が即体内防御システムの脆弱化につながる。
クチクラ層も脆弱になる。組織も弱くなる。
ランナーの子株も弱いものになる。
多年草植物のイチゴが、多年生き続けることが出来なくなる!
そういうことを回避するために、イチゴは、自身の枯れ葉1枚をも無駄に捨てることはしなかった。
「離層」を備えなかった!
離層を作らなければ、枯れ葉は「舞い落ちる」・・・落葉はない。
茎に長くついている。 写真参照。
茎についたまま、木材腐朽菌から分解される・・・。
つまり、株の周囲に木材腐朽菌を生息させるために、自身の枯れ葉を「エサ」として・・・
「オモテナシ」している。
この・・・貧者の必死のオモテナシに・・・・木材腐朽菌は応え、
根に枯れ葉から作ったブドウ糖を・・・供給する。
多年草と木材腐朽菌の共生である。目先の事でなく・・・・・。
ところが、このことが、農業のイチゴ栽培では、大きな問題を引き起こす。
イチゴを一年草として扱う。
イチゴの枯れ葉は、エネルギー源ではなく、病気源としている。
葉に侵入した病原菌は維管束を通り、本体まで侵入し、ランナー内部まで侵入。
離層は、病気になった葉を、本体から素早く切り離して、
本体にまで病害菌が侵入しない設備。
この設備を削除してまで、イチゴはエネルギー確保を図ったが、
離層を無くしたことで、病害菌が無造作に本体に侵入する出来ることになった。
おおくの窒素を与えたイチゴでは、いちごが想定しなかったことが生きたのである。
離層を無くした植物は、人間が栽培した途端に病気に罹る。
イチゴ、バナナ、エビネ・・・「離層」を持たない! 写真参照。
7、イチゴのエネルギー不足
森林の負け組植物イチゴは、いつもエネルギー不足に怯えている生活。
イチゴは多年草植物。
光合成の澱粉は、来年、再来年まで想定して分配しなければならない。
一年草なら、多くの種子を生産すれば今年の役目は終わる。
多年草植物はそうはいかない。
自身も生き続けて、種子も作り、ランナーで子株を育てなければならない。
イチゴは負け組植物だから、三種類の方法で種族を保存する。
備えあれば憂いなし。
航空機の安全システムと同じである。
イチゴが最も苦心したのが「エネルギー調達システム」である。
葉で作る澱粉のエネルギーでは、しばしばエネルギー不足になる。
この時の対策である。
科学は、イチゴの対策を・・・・認識してこなかった!
イチゴが使うエネルギーが全て葉の光合成で作られるとして、
この知見から栽培法を組みたててきた。
この結果、病害菌の大繁殖を招いた。
エネルギー不足が、脆弱な、根、茎の組織を作り、体内防御システムを弱くし、
夏負けを起こし、根の養水分の吸収力を弱めた。
地球の枯れ落ち葉が堆積したエリアは、木材腐朽菌によるエネルギー
生産工場である。
イチゴがランナーを伸ばし探しているのは、このエネルギー生産地である!
伊達や酔狂でランナーを伸ばしているのではない。
木材腐朽菌を探しに伸ばしている。
しかし、現在イチゴの使われている培養土には、
地表のように木材腐朽菌が生息していない。
エネルギーを作れない培養土である。
人間が管理を間違ったとき、即、エネルギー低下が起こる。
これを補うことが、現在のイチゴ栽培では出来ない!
こういう場合になった時、イチゴの自生地では、
木材腐朽菌からブドウ糖を調達して、その場を凌いでいる。
つまり、イチゴを・・・「独立栄養植物」と扱うと、
現在の培養土では、必ずエネルギー不足が起こる。
弱り目の祟り目・・・という諺があるが、日本も敗戦後、
結核菌が大繁殖した。シラミも大繁殖した。
それと同じように日本のイチゴは株力が無い・・エネルギーが足りない。
そこに繁殖するのが病害菌である。
これを、殺菌して・・・何とかしようとしているのが現在のイチゴ栽培である。
一時しのぎの対策でしかない。
8の項目について
イチゴは、非常に少ない固定費で生き延びる選択をした植物。
背丈を高くして光を多く得には、風雪に耐える強い茎組織が必要。
それを作るには多大なエネルギーを必要とする。
地面の這って生きれば、そういうエネルギーは必要ない。
自生地では、そういうことでも地表に病害菌がいないから、
病気の掛かることはない。
つまり、イチゴの地面に這う進化は、そこに必ず木材腐朽菌が生息していることを、
前提に考えられた形態である。
ところが、人間のイチゴ栽培では、この「前提条件」が削除されている。
畑に、高設栽培にも「枯れ葉」と「木材腐朽菌」はない。
自然にない一時間に2000mmも降るような灌水を行う。
飛沫が地面の泥を飛ばす。地面に這う葉は、まともに飛沫を浴びる。
ランナーも地面を這う。
木材腐朽菌が主役として支配している自生地の地表には、
病害菌がいないから安心して地面を這うことが出来るが・・。
以上、イチゴの病害菌繁殖は、現在のイチゴ栽培が、
自然の法則と大きく乖離した理論と技術で行ってきた結果である。
現在の木材腐朽菌さくじょの栽培を続ける限り、
永遠に病害菌と戦い続けなければならない。

ラン、エビネ。
エビネも森林の負け組植物。
「離層」を持たない。枯れた葉を茎の付けたまま、
木材腐朽菌から分解される。
エビネでもクリプトモス栽培で肥料を与えて栽培した。
その結果、鉢に拮抗菌がいなかったために、
株腐れ病が激しく発生した。
「イチゴ満作 Kiwame1号」栽培では、
木材腐朽菌が生息しているので、
ほとんど「株腐れ病」は発生しないようになった!



フザリュウム菌は農業にとって最も怖い菌である。
多くの植物に侵入して壊滅的に植物を殺す菌である。
更に、地球環境の変化に巧みに適応し生き残るシステムを構築した菌である。
つまり、多湿条件でも乾燥条件でも生き残れる能力。
更に、好気性でありながら、嫌気性菌のように、酸素5%程度のエリアでも生存できる。
この特性は、酸素の少ない嫌気性菌主役の土中50cmのエリアでも生き残れる。
このことが、農業現場では、非常に大きな問題である。
高熱消毒でも・・・地中50㎝の深さまで高熱にすることは困難だからである。
フザリュウム菌で大きな問題になっているのがバナナの「新パナナ病」である。
薬剤耐性菌に変化した新種のフザリュウム菌。
牛の糞が「薬剤耐性菌」を作っている。
堆肥、腐葉土を作るとき、日本でも多くの「牛の糞」を使用している。
この牛の糞は、食べ物のよって・・・異なるが、抗生物質が入っているエサを食べた糞には、
耐性菌を作り出すものが生まれている。
イチゴの自生地には、こういう糞などあり得ない。
イチゴは、最初から牛の糞などあてにしないで進化した植物である。
これに人間が勝手に・・・牛の糞の堆肥を入れるから。
つまり、フザリュウム病、炭疽病は、農業が蔓延させた病気である。
宿主の植物を殺し、枯らす菌は、菌から見れば「バカ」な愚かな菌である。
自身も生きられない事態になるからである。
しかし、フザリュウム菌は裏技を具備した。
先輩の木材腐朽菌をパクリ「腐生菌」と同じような行動をとる。
枯れた茎、葉の組織、堆積した場所でも生きられる特性を具備した。
このため、罹病した植物の残渣が、次の発生源となって、短時間に大繁殖できる。
栽培現場では、どう管理しても、残渣が残る。
菌が潜んでいる土壌の移動を止めることが出ない。
管理者が動くに従って、菌も移動できる。
悪環境で生き延びるための手段として「厚膜胞子」を発明し、
究極の持続可能なシステムを完成させた。
休眠しているこの胞子に、宿主植物の根が近づくと、直ぐに休眠を中止し発芽を始める。
このスイッチをONにする能力・・・・。
ランの「無胚乳種子」も、木材腐朽菌の菌糸が近づくと、発芽を始めるのと、極めて似た行動である。
ラン種子はフザリュウム菌をパクったのかもしれない。
しかし、フザリュウム菌にも弱点がある!
木材腐朽菌が主役のエリアでは「負け組菌」にならざるを得ないことである。
地球の地表は植物が自生している所は、枯れ葉を、死骸を分解できる木材腐朽菌が主役である。
フザリュウム菌は枯れ葉の「セルロース」「リグニン」を分解できない。
植物を枯らすことはできるが、窒素のない枯れ葉、死骸を分解できない。
このエリアでは、木材腐朽菌が独壇場である。
つまり、フザリュウム菌の最強の拮抗菌は「木材腐朽菌」である!
近年、菌は菌で殺す、抑止するということで「拮抗菌」の研究がおこなわれている。
同じフザリュウム菌の中から、病害を起こすきんに拮抗するフザリュウム菌も発見されているようである。
こういう拮抗菌は、微生物の世界でも、熾烈な「場所取り戦争」が行なわれ、
他の菌の侵入を防止するはたきである。
これが、地球の陸上のおける3億年続いてきた自然の法則である。
自生地の地表には、この法則が構築されている。
菌単独では生きることはできない。
菌にも村社会が存在する。「菌ネットワーク」。
フザリュウム菌は、自生地では、この菌ネットワークの中で、端役として片隅で生きている。
しかし、人間が畑に開墾したときから、この地表の菌ネットワークは壊滅的に破壊される。
そして、そこになかった・・・堆肥が投入される!
多収穫を目的に!
このような人間の農業の行為は、地球地表の攪乱であり、菌遷移を誘発する。
枯れ葉が無くなるので木材腐朽菌は生き続けることが出来ない。
逆に、新しい植物を植えて、窒素を含んだ堆肥が持ち込まれるから・・
この土壌環境の激変に対応できる菌がフザリュウム菌である。
つまり、フザリュウム菌は、人間の農業という行為と、多収穫という向上心の中に生きる菌である。
人間が生きているかがり絶種する菌ではない。
イチゴ栽培にフザリュウムが猛威を振るうのは、農業が人間によって営まれたためである。
堆肥を使う「窒素循環」を利用した菌である。その堆肥も「牛の糞」。
地球上の地表はほとんど木材腐朽菌による「炭素循環」であるが、
人間によって「窒素循環」が構築されているのが、堆肥を投入した畑である。
そういうことで、有機農法では、必ずフザリュウム菌による「病気が多発する。
イチゴの高設施設でも萎黄病が発生するのは、養液に窒素を含むからであり、
枯れ落ち葉なく、木材腐朽菌が生息しないからである。
野生のイチゴにはほとんど発生しないのは、そのエリアが木材腐朽菌によって支配されているからである。
イチゴ栽培で萎黄病を少なくするには、栽培現場に、枯れ葉と木材腐朽菌があればよいことになる。
最強の拮抗菌が木材腐朽菌だからである。
この木材腐朽菌が、なぜ農業、園芸、植物栽培で無視され、削除され続けてきたのか。
木材腐朽菌には樹木を枯らす菌が含んでいるからである。
、家の柱などを腐朽させ、ボロボロにする菌だからである。
樹木を枯らす!
地球の陸上を支配するのは光合成の勝ち組植物である喬木のである。
この最も強い植物を、地表を支配する木材腐朽菌が枯らす。
3億年にわたる樹木と木材腐朽菌の戦いの歴史である。
自然は樹木にとって優しくはない。
風、雪、昆虫、鳥、動物などによって、木材腐朽菌から身を護るための樹皮がはがれ、
内部の死んだ細胞・・・木質部が露出する場合が、多年草の樹木が遭遇する。
この場面を木材腐朽菌は狙っている!
この露出した場所には樹液などの豊かな栄養素が多い。
これを養分にして胞子は発芽し、細胞のリグニン、セルロースを分解し、内部深く菌糸を伸ばす。
次々に細胞を溶かし・・・・やがて巨木をも枯らし倒す。
ナラの木を枯らす「ナラタケ菌」が、「ナラ枯れ病」として全国の里山を荒廃させている。
こういう菌の仕業を見れば、農業、林業の大敵が「木材腐朽菌」である・・・されてきた。
地球の枯れ落ち葉を分解して「炭素循環」を担う木材腐朽菌が、
農業、林業の「悪玉菌」と認識された。
しかし、一方で、食用になるキノコも木材腐朽菌の種類である。
木材腐朽菌には約30万種類あると想定されているが、同定されたキノコは約3000種。
キノコを作らない木材腐朽菌も多くあり、現代の科学では未だ解明していな領域である。
以上のように、木材腐朽菌が寄生するのは死んだ細胞の「木質組織」である。
樹木の木材、枯れ葉である。
生きている細胞にはほとんど寄生しない。
木材腐朽菌は堆肥の窒素のように、葉を深緑に、葉を大きくしない。
だから、光合成にカンケイナイ菌として削除された。
人間は目に見えるもので良否うぃ判断する。
そういうことで、堆肥を作れる醗酵腐敗菌が有用菌とされ続けてきた。
フザリュウム菌、炭疽病菌は、生きた細胞に寄生する!
それも、多収穫を狙って窒素を多く入れた人の畑に繁殖する。
この違いが、フザリュウム菌、炭疽病菌が、生きている作物に甚大な被害を与える。
新パナナ病は、こうして世界中の産地に広まった。
木材腐朽菌は「生きている作物」を枯らさない。
樹木を枯らすのは、幹の内部に死んだ細胞組織の木質部・・・木材になる組織があるからである。
しかし、農業では・・・触らぬ神に祟りなし・・・。
植物病理から見れば、草本も樹木の植物である。
木材腐朽菌も病害菌の菌に仕分けされる。
こういう菌を、農業は有害菌として認識し、この菌を活用することはなかった。
キノコ産業は・・・・菌茸の分野で・・・植物の作物ではない????
そういう垣根がある。
現在でも、病害菌の拮抗菌を探索する場合、木材腐朽菌の中から探すということは行われていないようである。
しかし、野イチゴの、ワイルドストロベリー、ブルーベリーの森は、キノコの森でもある。
木材腐朽菌の中にも、植物に害を及ぼす菌と、全然カンケイナイ菌もいる。
この害を及ぼさない菌を「拮抗菌」にすれば、自生地を再現した「培養土」を作ることが出来る。
「野生培養土」である・
「自然再現培養土」である。
木材腐朽菌をフザリュウム菌、炭疽病菌、ピシューム菌・・・などの病害菌の、
拮抗菌として利用できることを発見したのは日本再生循環緑化研究所の宇井 清太である。
木材腐朽菌がランの共生菌であることを発見し、この菌によるラン種子の「有菌発芽」に成功した。
つまり、木材腐朽菌のナラタケ菌が、ラン科植物オニノヤガラと共生して、
葉を持たない光合成が出来ない腐生ラン「オニノヤガラ」を助けている!
植物と菌の関係は、一遍の科学では説明できない複雑なものである。
耐病性の遺伝子を作り菌と戦う菌あり、菌が進化してこの遺伝子を無効にする。
農業技術の進歩は、この菌の特性を利用して、接ぎ木で病気がかからないようにする。
イチゴの場合は、地面に這いくつばって生きる植物。
菌の近くに茎を伸ばし。雨水の飛沫が株にかかる。
こういう進化をしたのは、自生地に木材腐朽菌が生息していることを想定した進化である。
イチゴからすれば農業の作物に利用されるとは夢にも思わなかったであろう。
現在のイチゴ栽培技術では「萎黄病」「炭疽病」を根絶することは不可能である!
耐病性品種を作出するということには・・・膨大なカネと時間が必要。
更に膨大な遺伝子を保有する必要がある。
しかし、イチゴの栽培品種の遺伝子は、非常に狭い範囲のものである。
「突然変異」に期待しなければならない。
以上の事から、現在最も有望なのは、
日本再生循環緑化研究所が開発した木材腐朽菌を拮抗菌とする培養土「イチゴ満作 Kiwame1号」の利用である。
世界最先端の特許取得の「自生地再現培養土」である。
フザリュウム菌、炭疽病菌に拮抗する木材腐朽菌が生息する培養土である。
イチゴのこの二つの菌は、ランの多くの種類に寄生し「株ぐされ病」を起こす。
日本再生循環緑化研究所、最上蘭園において、
10年間試験栽培を3000へm2で行い、二つの菌による病気の発生を抑止することを実証した。 写真はここ
この結果を踏まえて、イチゴ栽培用培養土「イチゴ満作 Kiwame1号」を開発した。
つまり、この培養土は、日本再生循環緑化研究所が独占して製造する培養土。

自生地と乖離した自然の法則を削除したイチゴ栽培
itigo fuza