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飛天、天女といえば薬師寺。
薬師寺といえば薬師瑠璃光如来。
背景色に深い瑠璃色を使用してみました。
イラストは、、瑠璃の玉を薬師如来に、白玉を日光菩薩、月光菩薩に、桃玉を吉祥天女にイメージしてみました。



逝く秋の大和の国の薬師寺の
         塔の上なる一とひらの雲
              佐々木信綱

すいゑんのあまつおとめが
        ころもでの  ひまにもすめる  
                    あきのそらかな
        会津 八一
私は、シンビの花の中に薬師寺東塔の水煙に飛翔する天女を見る。
先年、敦煌を旅したとき莫高窟の中で、こころをよぎったものであった。
このように、花を配してみると、やはり、シンビは東洋の美学を深く宿していると想う。まさに、水煙の中に飛翔する天女ではないか!!
薬師寺東塔の水煙
飛天といえば敦煌莫高窟に飛翔する天女。日本では薬師寺東塔の水煙に飛翔する24人の天女であろう。
天女達は笛を奏で、花をまき、天空に衣をひるがえし、祈を捧げる。
薬師寺
吉祥天女
薬師寺

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 Cymbidiumの育種100年の歴史、足跡を振り返るとき、東洋的な「光」を「浄光」を埋める作業をしてきたのではないか・・・・と思えてならない。人間に有用な花を作ろうとしたとき、堅牢な花びらは育種の目標になるが、天は二物を与えない。Cymの最も清らかな「光」を埋めた。東洋の光を埋めた・・・・。
私の育種の仕事は、この「浄光」をCymによみがえらせることである。
換えていえば、Cymに「飛天」を見たいのである。飛天の群舞を、たおやかな微笑を見たいのである。
      
                                          宇井 清太
飛天群舞
 
私にとってCymbidiumは極楽浄土に舞う飛天。そう想えてならない。

Cymには「蓮弁花」があり、Cymには「浄光」が宿る。他のランにはない光である。
この光こそ東洋の光である。
 

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